技術トレンド
iPad miniに「画面スピーカー」?音が出る仕組みとAppleの狙い
2025/10/29 21:16:24
•MacRumors
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次期iPad mini 8世代機に、スピーカー穴のない防水性能を高めたデザインが採用される可能性が浮上しました。Bloombergによると、Appleは振動で音を出す新しいスピーカーシステムの導入を検討しており、もし実現すればApple製品では初となります。 この技術は「サウンドエキサイター」と呼ばれる部品を使用し、ガラスパネルや金属フレームなどの表面を振動させることで音波を作り出します。これにより、従来のスピーカーのように振動板を必要とせず、デバイスの筐体やディスプレイ自体をスピーカーとして活用できます。iPad miniのような比較的大きなディスプレイを持つデバイスでは、複数のエキサイターを使い、画面を分割することでステレオサウンドを実現することも可能です。 同様の技術は既に市場に存在します。HuaweiのP30 Proは、画面全体を振動させて音を出す「Acoustic Display Technology」を搭載し、通話用途で利用されました。LGやSonyのテレビでも、ディスプレイ自体を振動させて音を出す技術が採用されており、没入感のある音響体験を提供しています。 スピーカー穴をなくすことで、水やホコリの侵入を防ぐことができ、デバイスの防水性能向上に繋がります。iPhoneがIP68等級の防水性能を持つことを考えると、iPad miniも同様のレベルを目指す可能性があります。ただし、マイク穴は引き続き必要となるでしょう。


