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AI企業Anthropic、日本に初拠点を設立 AI安全研究所と協力協定

2025/10/30 6:13:14
Anthropic News
via Anthropic officially opens Tokyo office, signs Memorandum of Cooperation with the Japan AI Safety Institute
AI企業Anthropic、日本に初拠点を設立 AI安全研究所と協力協定

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AI開発企業Anthropicが、アジア太平洋地域初のオフィスを東京に開設しました。これは同社の国際的な事業拡大における重要な一歩となります。 代表取締役兼共同創業者のダリオ・アモデイ氏は、日本で高市早苗大臣と会談し、自民党のデジタル社会推進本部で講演を行うなど、日本政府や企業、文化機関との連携を深めています。同氏は、「テクノロジーと人間の進歩は対立するものではなく、共に進む」という日本の考え方がAnthropicの根幹にあると述べ、日本を事業成長のための重要な拠点と位置づけています。 AIの発展は国境を越えるため、評価基準やリスク管理における国際協力が不可欠です。この度、Anthropicは日本のAI安全研究所とAI評価方法や最新動向の監視に関する協力協定を締結しました。これは、米国のAI標準・イノベーションセンター(CAISI)や英国のAI安全研究所との連携に続くものです。 また、Anthropicは、2023年に署名した、安全で信頼できるAI開発を世界的に推進し、イノベーションを促進する「広島AIプロセス」にも参加しています。 日本法人代表の東条英俊氏は、「AIは人間の能力を代替するのではなく、強化するもの」という考えが、日本でAIを成功させる鍵だと述べています。日本の企業は、AIを活用することで、創造的な問題解決やコミュニケーション、信頼関係の構築といった人間ならではの活動に集中できると理解しています。 日本のAI導入率は世界でも上位にあり、特に研究、執筆、文書編集などの生産性向上のための共同作業ツールとして活用されています。 楽天はコーディングプロジェクトに、野村総合研究所は文書分析に、パナソニックは事業運営と消費者向けアプリケーションにClaudeを導入し、大幅な効率向上を実現しています。