Google AI Studioの新機能：AIアプリ開発を助けるログとデータセット

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Googleは、AIアプリ開発を支援する新しいツールをGoogle AI Studioに導入しました。 今回発表されたのは、「ログ」と「データセット」の機能です。これらの新機能により、開発者はAIが出力した結果の質を評価し、より自信を持ってアプリを開発できるようになります。 AIアプリ開発における課題の一つは、改良を重ねるにつれて、一貫性のある高品質な結果を得ることです。新しいツールは、アプリがどのように動作しているかを開発者やエンドユーザーが把握しやすくし、デバッグ作業を効率化します。 「ログ」機能では、特別なコードを追加することなく、AI StudioダッシュボードでAPI呼び出しの履歴を簡単に確認できます。成功・失敗に関わらず、すべてのGenerateContent API呼び出しが自動的に記録され、ユーザーの操作履歴として扱われます。これにより、問題発生時の原因特定が容易になり、アプリのデバッグ、テスト、改善が効果的に行えます。 また、「データセット」機能では、ログをCSVやJSONL形式でエクスポートし、オフラインでの評価やテストに活用できます。品質やパフォーマンスが低下した例を特定することで、期待される結果の信頼できる基準を構築できます。これらのデータセットは、プロンプトの改良やパフォーマンス追跡に利用でき、Gemini Batch APIを使った一括評価も可能です。さらに、特定のデータセットをGoogleと共有することで、エンドツーエンドのモデル動作に関するフィードバックを提供し、Google製品やサービスの改善に貢献することもできます。