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アップル、AI部門トップが春に退職へ - 役員ページから名前削除

2025/12/4 0:37:35
MacRumors
via Apple Removes Former AI Chief John Giannandrea From Executive Leadership Page
アップル、AI部門トップが春に退職へ - 役員ページから名前削除

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アップルは、AI部門のトップであるジョン・ジャンナンドレア氏が来春に退職することを発表しました。 同氏は、AI部門の責任者としての役職からは退き、退職までアドバイザーとして社に残ります。アップルは、この発表を受けて速やかに役員紹介ページからジャンナンドレア氏の名前を削除しました。 後任には、元マイクロソフトのAI担当副社長であるアマール・スブラマニャ氏がアップルのAI担当副社長に就任する予定ですが、現時点では役員ページに掲載されていません。スブラマニャ氏はソフトウェアエンジニアリング部門のトップであるクレイグ・フェデリギ氏に報告する形となります。 ジャンナンドレア氏が率いていたAIインフラストラクチャ、検索、知識管理などのチームの一部は、サビハ・カーン氏とエディ・キュー氏が引き継ぐことになります。 ジャンナンドレア氏は2018年にアップルに入社し、機械学習とAI戦略の責任者を務めていました。以前はGoogleでエンジニアリング担当の副社長を務めていました。 今回の退職は、今年発表されたiOS 18のSiri機能に関する問題を受けて、驚きではないとする見方もあります。WWDCで発表された新しいAI機能搭載のSiriは、iPhone 16のマーケティングにも使用されましたが、2025年春のリリース予定が1年延期されることが発表されていました。元従業員からは、Siriの問題はリーダーシップ、プライバシーへの配慮、組織内の人間関係、意思決定の遅れなどが原因だと指摘されています。アップルは公にコメントしていませんが、3月にはSiriの担当をジャンナンドレア氏から外し、チームを再編成していました。4月にはロボティクス部門からも外されていました。