世界の大手銀行BBVA、OpenAIと提携しAIで銀行業務を大きく変革

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スペインの大手銀行BBVAは、AI開発企業OpenAIとの長期的な提携を発表しました。この提携により、BBVAは全従業員約12万人に対し、ChatGPT Enterpriseを導入し、AIを活用した次世代の銀行サービスを目指します。 今回の提携は、顧客体験の向上、新しい働き方の実現、そして社内業務の効率化を目的としています。具体的には、AIを活用して顧客との対話をより豊かにしたり、行員が顧客をより的確にサポートできるようにしたり、リスク分析を強化したり、ソフトウェア開発や従業員の生産性向上を支援したりする新しいAIソリューションをOpenAIと共同で開発します。 BBVAは既に2024年5月からOpenAIとの協力を開始しており、当初3,300人の従業員にChatGPTを導入したところ、業務効率の向上や、数千ものカスタムGPT（ChatGPTの特化版）が作成されるなど、大きな成果を上げています。今回の拡大により、BBVAは金融業界で最大規模となる生成AIの企業展開を行うことになります。 この取り組みは、規制の厳しい金融業界においてもAIが業務プロセスを改善できることを示す事例となります。BBVAは、OpenAIの最新モデルへのアクセスや、社内システムと連携する内部エージェント作成ツールなどを活用し、AIを銀行業務の中核に組み込むことで、顧客へのサービスをさらに向上させることを目指しています。