PwCがClaudeを数十万人規模で展開、企業のAI活用を本格加速
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PwCとAnthropicの戦略的提携強化
AnthropicとPwCは2026年5月、戦略的提携の拡大を発表しました。Claude CodeとCoworkを米国チームから世界数十万人規模の従業員へ展開し、金融・医療・サイバーセキュリティなど幅広い産業で企業のAI活用を本格的に支援します。
今回の発表では、3万人のPwC専門家へのClaude認定プログラムと共同エクセレンスセンターの設立も明らかにされました。PwCはすでに社内AIアシスタント「ChatPwC」でClaudeを活用しており、Finance・Supply Chain・Deal Makingの3領域でAIインキュベーションを推進しています。
3つの重点分野とCFO専門部門の立ち上げ
今回の協業は3つの高付加価値領域に集中しています。アジェンティック技術構築では、Claude Codeを活用して数週間で本番ソフトウェアを開発し、従来は四半期単位だった開発期間を大幅に短縮しています。製薬・医療・金融サービスなど複数の業界でのアジェンティック開発が拡大中です。
PwCはAI主導のM&A実行にも取り組んでいます。デューデリジェンスから価値創造、PMIまでをエージェントが一貫してサポートすることで、投資家が価値実現までの期間を大幅に短縮できます。さらに財務・サプライチェーン・HRなどの企業機能をAI中心に作り直す「企業機能の再発明」も進めます。
PwCは新たに「Office of the CFO(CFO室)」という新部門を設立しました。銀行・保険・医療など規制の厳しい産業のCFO組織をClaudeで変革することに特化した初の独立ビジネスユニットで、個別業務の支援から財務機能全体の再設計まで幅広く対応します。

保険・HR・セキュリティでの改善実績
PwCはClaudeを実際の業務に展開し、複数の領域で顕著な成果を上げています。保険の引き受け審査サイクルが10週間から10日間に短縮され、これまでは採算が取れなかった保険商品の提供が可能になりました。
HR改革では停滞していたプログラムが1週間で動作するプロトタイプとして復活し、2か月未満でフルアプリケーションを完成させ、毎日数千件のトランザクションを処理しています。サイバーセキュリティ分野では、インシデント対応が数時間から数分に短縮されました。
COBOLコードベースのモダナイズ案件は想定の4倍の規模でも予算内・期間内で進行しています。プロスポーツ運営やデジタルファンエンゲージメントの分野でも成果が出ており、これらの展開全体でクライアントは最大70%の業務改善を報告しています。
数十万人への展開とパートナー認定計画
PwCはClaude Coworkを活用し、スプレッドシートやワードプロセッサなど日常ツールにClaudeを組み込むことで、より幅広い従業員が業務でAIを使えるようにします。AnthropicのMCPを通じた企業データとの連携も進める予定です。
医療大手のAdvocate Healthも16万7千人の従業員への本格展開を計画しています。農村部を含む地域社会の患者サービス向上を目的としてAIを活用しており、技術のための技術ではなく人々の健康への貢献を明確に掲げています。
Anthropicは今年、企業のAI導入を支援するサービス企業を後押しする「Claudeパートナーネットワーク」に1億ドルを投資しています。PwCとの今回の提携はこのネットワーク内で最も深いコミットメントを示すものです。
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保険審査が10週間から10日になるって、現場の人にとってはかなり大きな変化だと思う。AIが地道な業務からじわじわ変えていくのはいいなと感じた。