AI企業「Anthropic」、パリとミュンヘンに新拠点を設立し欧州での事業を拡大
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AI開発企業Anthropicは、フランスのパリとドイツのミュンヘンに新たなオフィスを開設すると発表しました。 これらの新拠点は、東京、ソウル、バンガロールに続くグローバル展開の一環であり、ロンドン、ダブリン、チューリッヒの既存拠点と合わせて、欧州での事業基盤をさらに強化するものです。同社は昨年、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域における従業員数を3倍に増やしており、今回の新オフィス開設でさらに人材を増強する計画です。 EMEA地域は、AnthropicのAIチャットボット「Claude」の利用が急速に拡大しており、同社にとって最も成長の速い市場となっています。昨年1年間で、この地域の年間経常収益は9倍以上、10万ドル以上の収益をもたらす大口顧客数は10倍以上に増加しました。 Anthropicの国際担当マネージングディレクターであるクリス・チャウリ氏は、「欧州には世界でも有数の先進的な企業が集まっています。AI開発の巨大な機会と、安全性、信頼性、そして社会からの信頼の重要性の両方を理解しているビジネスリーダーたちと話しています。より大きく、より広範囲で、高度に専門化されたリーダーシップチームと共に、EMEA地域での持続的な成長に注力し、欧州のユーザーが必要とするチームを構築していきます」と述べています。 同社の調査によると、AIはドイツの製造業からフランスの観光業、スウェーデンのウェブ開発まで、長年続いている産業に変化をもたらしています。Claudeは、L'Oréal、BMW、SAP、Sanofiといった大企業や、Lovable、N26、Pigment、Qonto、Doctolibといったデジタルネイティブ企業が、新しいコンピュータプログラムの作成、ソフトウェアの改善、ネットワーク問題の解決といった、正確さと信頼性が不可欠な業務に取り組むことを支援しています。


