
OpenAIがAIの学習効果を測る新しい仕組みを開発・公開
2026/3/5

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OpenAIの研究チームが、量子重力理論における「グラビトン(重力子)」の散乱振幅に関する新しい数学的結果を発表しました。論文タイトルは「Single-minus graviton tree amplitudes are nonzero」で、ハーバード大学やケンブリッジ大学などの研究者とOpenAIが共同執筆した査読前論文として公開されています。\n\n今回の研究は、重力を伝える素粒子であるグラビトンの「1粒子が逆向きの回転、残りは順向き」という特殊な配置(シングルマイナス振幅)に着目。この配置における粒子の相互作用はゼロになると長年信じられてきましたが、特定の運動量の条件下では実際にゼロにならないことを証明しました。これはアインシュタインの一般相対性理論と量子力学を統合するという物理学の根本的な難題への小さな前進とされています。\n\n研究プロセスで注目されるのはAIの活用方法です。先行するグルーオン(光子に似た粒子)に関する論文を参考情報として与えると、GPT‑5.2 Proが「有向行列木定理」という手法を使って重力版の計算を導出し、論文の初稿まで作成しました。人間の研究者が長時間かけて行う導出を、AIが短時間で完了させた形です。\n\n研究チームは、今回のプロジェクトでは「最初の推測・発見」よりも「検証・確認・論文作成」に多くの時間が費やされたと指摘。AIが理論物理学の研究プロセス自体を変えつつあることを示す事例として、今後の科学研究へのAI活用の可能性を広げる成果といえます。